ライン公式アカウント ショップカード
ライン公式アカウントの「ショップカード」は、商品購入・来店などの特典として付与するポイントを、LINE上で発行・管理できる機能です。
LINE公式アカウントには月額料金が無料のコミュニケーションプラン、有料のライトプラン、スタンダードプランが用意されていますが、ショップカード機能は、全ての料金プランにおいて無料で利用することができます!
LINE公式アカウントのショップカード機能とは
画像引用 LINEヤフー株式会社
ショップカードの役割自体は紙のポイントカードと大きく変わらないものの、最大のメリットはそれをLINE上で発行・管理できる点にあります。カードの配布、ポイントや特典の付与などがLINE公式アカウントの管理画面から設定できるほか、配布枚数にも制限がないため、これまで必要だったポイントカードなどの制作費用が削減できます。
ショップカードのメリット
カードには、ユーザーと企業・店舗の双方に多くのメリットがあるので4点ご紹介致します!
■持ち運びが不要、カード忘れ防止紙
紙のポイントカードとは異なり会計時に財布などから出し入れする必要がなく、スマートフォンからLINEアプリ経由でポイントを取得することができます。獲得ポイントに応じて、企業・店舗側が設定した特典を受け取ることもできます。
例えば、
「急に来店したため、ポイントカードを家に忘れてしまった」
「会計時、財布に入れたはずのポイントカードが見つからない」
ということもなくなり、ポイントの取得も企業や店舗側が用意したQRコードを読み取るだけで完了します。
■ポイントを効果的に発効して再来店を促す
配布したカードやポイントの利用状況はLINE公式アカウントの管理画面からリアルタイムに分析できるため、分析した情報をもとに、キャンペーンと連動させて店舗への再訪問を促すなどの施策につなげることができます。
■ポイントの有効期限の通知
ポイントの有効期限をユーザーに通知する機能もあるため、期限間近のユーザーの来店動機にもなります。
■カード作成費用の削減
これまでのポイントカードを制作するコストが削減できます。
在庫管理もなくなるので楽になりますね♪
リピーター獲得、集客・販促に効果的なショップカードの機能
リピーターの獲得、集客や販促施策に生かすため、LINE公式アカウントのショップカードに備わっている機能についての詳細を解説します。
■ポイントの給付
LINE公式アカウントの管理画面から発行されるポイント付与専用のQRコードを、商品購入時や来店時にユーザーがスマホで読み取ることでポイントが付与されます。
QRコードは印刷して店内でポスターとして掲示したり、スマホやタブレットに表示させたりして店頭・店内に掲示することができます。ポイントの付与は、必ずしもレジ前で行う必要はありません。例えば、飲食店の各席にPOPなどを設置し、ユーザーがその場で読み取ることでポイントを付与することも可能です。
不正利用防止のため、ポイント取得を1日1回までにする、指定時間以内には再取得できないようにするなどの制限を設定することもできます。
■特典の設定
ポイントを一定数貯めたユーザーに対して提供する特典が設定できます。特典内容は自由に設定可能で、1回の来店で何ポイント付与するのか、何ポイントで特典を提供するか、どのような特典を提供するかなど、さまざまな項目が設定できます。ワンドリンクサービスや割引クーポンなど、「この特典のために来店したい」と思えるような特典を用意しましょう。
■リッチメニューによる告知
ショップカードは、LINEのトーク画面にリッチメニューとして表示させることができます。リッチメニューはトーク画面の下部に表示されるメニュー欄です。リッチメニューに表示させておくことで、ユーザーはLINE公式アカウントのトーク画面を開けば、すぐにショップカードへアクセスできるようになります。
画像引用 LINEヤフー株式会社
キャンペーン中はリッチメニューのショップカードを大きく表示させるなどの細かな設定も行えるため、店舗の目的に合わせた運用が可能です。
■利用データの分析
LINE公式アカウントには、ユーザーの利用データを細かく分析できる機能があります。ショップカードもその対象で、発行済カードの枚数や付与ポイントの合計、有効期限切れになったポイント、特典チケットの利用率などが管理画面から確認できます。どのようなユーザーがポイントを利用しているのか、ショップカードがどの程度利用されているかなどのデータが正確に把握できるため、集客や販促施策における課題の解決策を見つけることができるかもしれません。
■友だちの獲得
ショップカードの導入は、友だちの登録数を増やすことにもつながります。ユーザーがショップカードを利用するためには、LINE公式アカウントを友だちとして追加する必要があります。そのため、ポイントカードの作成をきっかけに自然な流れで友だち追加を促すことができるほか、LINE VOOM(旧タイムライン)投稿を利用すれば、既存の友だちが情報をシェアすることで拡散され、新規ユーザーにもLINE公式アカウントやショップカードの存在を知らせることができます。
LINE公式アカウントを最大限に活用するには
■クーポン配布×ショップカード
LINE公式アカウントにはショップカード以外にもさまざまな機能があり、連携して利用することで効果を高めることができます。例えば、クーポンの配信はショップカードと相性の良い機能のひとつです。友だち限定のクーポンを配信して来店を促し、ショップカードと組み合わせればリピート訪問につなげることができます。
まとめ
LINEのショップカードは使い慣れたポイントカードの特徴がありながら、ポイントの管理をLINEアプリ上で完結できるという高い利便性を実現しています。簡単な設定で利用が開始できるため、「再来店につながらない」「ポイントカードを作ったが、あまり利用してもらえない」などの課題を感じている場合は一度、試してみるといいかもしれません。