試してみたいけどいくらかかる?LINE公式の料金
ビジネス用途で利用されることが多いLINE公式アカウントには、一般的なユーザー向けのアカウントに備わっていない様々な機能が搭載されていますよね。それらを利用することでマーケティング戦略に活用することができるのですが、プランによって料金が異なっているので事前に料金体系を把握しておく必要があるのです。そこで今回は、LINE公式の料金体系について解説します。
料金プランは3種類
LINE公式アカウントには、3つの料金プランが設定されています。いずれの料金プランにも使える機能に制限がないというメリットがあり、プランの違いとしては固定でかかる費用と無料配信できるメッセージ数が挙げられています。
例えば無料で利用することができるフリープランは、無料配信できるメッセージが1,000通に制限されており、それ以上のメッセージ配信をすることができません。これは追加でメッセージを配信できる権限がないためで、月当たりに配信できるメッセージ数が少ない点に注意が必要です。
また月額5,000円で利用することができるライトプランの場合は、無料配信できるメッセージ数が15,000通に設置されています。それに加えて追加でメッセージ配信数を増やすことができ、1通当たり5円の追加料金がかかります。
そして月額費用が15,000円と設定されているスタンダードプランになると、無料配信メッセージ数が45,000通、そして追加メッセージの料金が1通当たり3円です。ただスタンダードプランに関しては追加メッセージにかかる料金は固定ではなく、追加するメッセージ数が多くなればなるほど料金が安くなる設定になっています。 このためスタンダードプランはほかの料金プランとは特徴が異なり、メッセージ配信数が多いほどお得に利用できるプランです。
ちなみにこれらの料金プランは2020年1月に改訂された新プランで、これまでLINE@を利用してきた企業はそのままLINE公式アカウントに強制移行されています。ただLINE@はLINE公式アカウントのプランの一つとしてカウントされるようになっただけなので、LINE@の機能をそのまま利用しながら改定された上記の料金プランでの利用を継続することが可能です。
プラン以外にも機能を追加することで料金が発生する
このようにLINE公式アカウントには3つの料金プランがあり、フリープラン以外はそれぞれ固定費用が発生します。それ以外にも料金が発生するポイントとして挙げられているのが、オプション機能です。
3つの料金プランは追加メッセージの料金以外の機能は全てプランの固定費用内で利用することができ、タイムライン投稿に関してはどのプランでも無制限に利用することが可能とされています。ただプレミアムIDなどのオプション機能に関しては、料金プランとは別途で月額料金が発生します。
例えば自由にLINEIDを設定することができるプレミアムIDの場合は、月額で1,200円の料金がかかります。
①「設定」を選択
②「利用と請求」を選択
③「プレミアムID」を選択
④「お支払い方法を登録」を選択
⑤文字列を入力して「プレミアムIDを購入」を選択
また無料で顧客と通話したり顧客の電話番号を使ってトーク画面に誘導できるLINEコールAPIを追加する場合は、初期費用として20万円ほど発生するのです。
来店しそうな顧客にBluetoothを通じて特別なメッセージやクーポンを提供できるLINE Beaconに関しては料金が固定されていないものの、目安として300万円ほどかかるとされています。さらにLINEの特徴であるスタンプを自社オリジナルで作成したい場合は、およそ1,000万円から6,500万円ほどの料金になるようです。
このように料金プラン以外にもオプション機能を追加することでかかる料金体系もあるので、追加したいオプション機能を検討しつつ料金について考えることが大切になります。ほかにもLINEパートナーを利用する場合にはパートナーに支払う費用もかかってくるので、さらに月額でかかってくる料金が変動します。
まとめ
《基本的な固定料金に加えてオプションによる追加料金がある》
LINE公式アカウントの基本的な料金体系は、3つの料金プランが中心となっています。そのうちの一つは無料で利用することができるため、まずは無料プランで機能などを試してみるという使い方も可能です。また自由に追加できるオプション機能にも料金が発生しますし、LINEパートナーを利用するとパートナーへの支払いが発生することから、基本的なプランを踏まえて最終的にかかる料金を計算することが重要になります。